サウンドスフィア
旬のお勧め商品
アイアイウッド
 
 
 
1.職人が選ぶ最高の原木
長年の経験とノウハウが見つけ出す確かな品質の原木を使用いたします。

 

原木の仕入れ~製材は静岡県は藤枝市の株式会社石川木材により行われています。特に原木の買い付けについては会長の石川太久治氏(写真左)の厳しい目によって行われています。
職歴40年の石川会長は“利益追求ではなく、木のプロとしてお客様に喜んでもらえ、なによりも己の納得できる材の提供”を信念として材木に携わっておられます。長年の経験とノウハウによって厳選された原木の品質はまさにダイヤの原石。
そんな会長の職人としての姿勢に共鳴し、若輩25年の職歴ではありますが、弊社社長山中貞行(写真右)も木材職人として間違いなく見つけた「本物」を世に提供すべく、アイアイウッドをここにご紹介しています。   株式会社石川木材HP >> 【 http://www.suginoie.jp 】

2.樹齢70年以上の良質木材のみを使用
水分含有量と剛性のバランスの取れた、ある意味で『贅沢』な70年物からを、大切に削りだします。

 

樹齢70年以上の材木を使用するのには大きな理由があります。
それは、例えば『食べごろ』だということです。
木はその年齢が70を過ぎると、水の吸い上げ量がそれ以前に比べて少なくなっていきます。当然木としての活動がおだやかになるので、光合成量も減り、CO2の吸収率も減ります。ですから、伐採により他の若い樹木に太陽光を譲るという意味も込められています。
樹木としての役割を卒業した樹木は、食べごろの樹木として形・色・艶、どれも大人の魅力をかもし出します。ちなみに、もしさらに多くの年を重ねた樹木を材として起用した場合、実はそのほとんどが内側(芯)か腐ってしまいます。このように70年物を使用するのには大きな理由があります。

3.冬季伐採
健康で、長持ちする材の精製には冬季伐採が不可欠。伐採のタイミングも大切にしています。

 

家屋に使用する木材の絶対条件の一つとして、材そのものに水分が多く含まれていてはいけないという事項があります。
木は夏に水分を多く吸い、成長率が高まります。つまり夏は水分を多く含んでいるということです。私たち人間が暑い時期に水分を多く摂取するのと同じです。
これに対して、冬季になるとやはり我々同様水分はあまり吸い上げません。つまり乾燥させやすい状態になるということです。ですから冬に伐採します。もし、夏に伐採すると場合によっては乾燥中に木そのものが腐ってしまうこともあります。
このように、材木としての質を着地点にした場合、やはり乾燥面において冬季伐採に利があるといえます。

4.葉枯らし乾燥
良質な乾燥と狂いを起こさない材木のために、全ての材に対して葉枯らし乾燥を3ヶ月間行います。

葉枯らし乾燥とは?
『葉枯らし乾燥(はがらしかんそう)』とは、木の伐採後、枝葉をつけたまま山に寝かせ、乾燥させる、古来より伝わる良質な乾燥方法です。
アイアイウッドの原木はこの乾燥を3ヶ月間受けてから次の工程に移されます。では、なぜこのような今ひとつ意味の見えない古い乾燥方法に3ヶ月も費やすのか。
それには知る人ぞ知る木材へのメリットがあるからなのです。


葉枯らし乾燥のメリット
ひとつに、葉枯らしによる乾燥は、木の葉のもつ水分蒸散作用により無理なく、しかも比較的早いペースで樹木のそのものが均一に乾かせるという点です。また、余分なデンプン質も減少します。
これにより、収縮や反りなどの狂いの無い安定した木材を作ることが出来ます。しかも腐朽菌などの活動を停止する役割も果たします。また、人工乾燥などに比べて木に与えるストレスが少ない分、木本来の色艶が美しく現れやすくなります。

また、樹木には『ねじれ』という物理現象が起きています。これは太陽の動きに関係し、まるでその動きを目で追うように、太陽の動きにあわせてその体をよじって太陽光を追っています。その結果、まっすぐに見える樹木も実は多少のねじれを持っています。
しかし、目には見えない多少のねじれも、実際材木にしてみるとねじれそのものは見えなくても、材の曲がりという現象によってその正体をあらわします。つまり材に狂いが生じてしまうということです。これでは家屋には使用できません。それなら曲がった分を削ってしまえばまっすぐになると考える人も多いと思いますが、残念ながらそれは適いません。ねじれを持った材はいくら削っても、しばらく経つとまた同じ方向に曲がってしまうのです。ですから、人工乾燥より自然乾燥にあくまでも労を呈しています。

 
5.桟積み長期熟木材を大規模ストック
葉枯らし乾燥後は桟積みでさらにじっくり乾燥。しかも天然乾燥材にも関わらず、大量にストック。



 

桟積みとは?そしてなぜ天然乾燥なのか?
桟積みは天然乾燥もしくは自然乾燥と呼ばれ、木材の質を正常でしかも良質に仕上げるための有効手段として広く知られています。アイアイウッドも葉枯らし乾燥を経た後は左写真のような形の乾燥方法をとります。
世間一般に出回る住宅用の材木の多くは『人工乾燥』と呼ばれる火力による強制急速乾燥により行われます。これは、大量の需要にたいしてすばやく対応するための手段として開発され、最近では最もポピュラーな乾燥方法です。しかし、この乾燥方法は量産しやすく、安価に販売できる反面、多大なマイナス面がありました。そのマイナス面を避け、しかも量産が出来る方法の答えが桟積みによる乾燥でした。

人工乾燥のプラスとマイナス面
人工乾燥は、温度や湿度、風の流れなどを人為的に操作しながら木材を乾燥させる方法です。材料の種類に応じて最も適当と思われる乾燥条件を任意にそうさ、調整することも出来ます。また、前述の通りコストも安く、手間も掛からない分大量生産が可能で重宝されます。
当然のことながら熱を利用して乾かすので、燃料が使われます。燃料としては灯油を用いるのが一般的ですが、1立方メートルを乾燥させるのに70リットル~100リットルの灯油を必要とします。これは、CO2削減が叫ばれる昨今においてはあまり前向きな方法とはいえません。

また、材木そのものに対してもデメリットがあります。まず、強制乾燥により水分だけでなく油分もぬけてしまいます。そして、木材表面には見て取れない『内部割れ』を引き起こします。これはらは強度の著しい低下を意味します。現実的には、建築作業中に木自体がすぐに「かける」という自体が起こります。のみで削ろうとした時、意図しない方向にぽろりといってしまうほどもろくなります。

天然乾燥へのこだわり
アイアイウッドはおよそ1年もの期間を掛けてじっくり乾燥されます。天然乾燥された木材は、木本来が持つ強さと粘りが保たれます。また、見た目にも色艶が良く、無骨な原木から才色兼備な材木として生まれ変わらせることができます。ちなみに、表面に現れる亀裂は『水分の逃げ道』として、木が自然に作った出口のようなものです。ですから当然のことながら強度や粘りには一切支障はありません。

天然乾燥では、木材はまず屋外に3ヶ月ほど桟積みされます。そこで葉枯らし乾燥の第二段階のように雨、風、日光をあびて、とことん自然な状態で無理なく乾燥していきます。
そのご、倉庫などの屋内に移されまるでワインのように、ゆっくりと熟成され出荷のときを待ちます。

通常数万本にも及ぶ材木を1年も寝かすことは経営的に難しいとされていますが、アイアイウッドはそれを実行し、良質な木材を大量に供給できる体制を整えています。

6.含水率は20%以下 ヤング係数は70以上
妥協のないこだわりの結果が数値に表れました。

 

含水率は20%以下で安心。
含水率とは材木の中に含まれている水分のことで、その強度に大きく影響します。また怖いことは、含水率が多すぎると、ダニやカビ、シロアリなどの発生原意ともなります。含水率は木の乾燥している部分と木に含まれている水分との割合のことで、例えば含水率100%なら乾いた部分と水分が1本の木に半々になっているという計算になります。国の定めにより、構造材(家屋などの部材)においては含水率20~25%以下と定められています。アイアイウッドも自然乾燥での20%を確実にクリヤーしています。

ヤング係数は70以上の剛性
ヤング係数とは、簡単に言うと木材の強度のことです。建築基準法ではヤング係数70以上が標準とされています。アイアイウッドもヤング係数70以上をマーク。杉、桧、べい松などどの木材においても標準値以上の強度を誇る材に仕上がっています。

 

7.製材はオーバーサイズ 表面を削って納品
ゆとりのサイズ設定で、より美しく、より味のある逸品に仕上げます。

 

アイアイウッドの材は、①伐採⇒②葉枯らし乾燥⇒③製材⇒④桟を切り自然乾燥⇒⑤モルダー加工⇒⑥出荷の工程で納品されます。
モルダーを掛けるまでに、材は長い年月をかけて水分を放出していくので、その分材は若干痩せます。
また、最終的にはモルダーで寸法を整えるので、水分放出により収縮した分と、モルダーの削る分を残して製品は管理されます。(一律仕上げ寸法より6ミリアップ)
8.充実のトレーサビリティー
安心と安全、そして責任の在り処を明瞭にした製品をお届けいたします。

 

アイアイウッドのテーマ「目で見て確かめた信頼」の元、お客様自身に弊社の扱う材がどういうものなのか、またどのような管理のもとに出荷されているのかを確かめていただき、納得していただけるようなシステムを採用しております。
具体的には、①伐採前の山の見学、②丸太の見学、③自然乾燥材が保管されているストックヤードの見学など、全てを包み隠さず見ていただき、納得していただきたいと思っております。

9.伐採後は植林
森や山への恩返し、そして子々孫々に残す財産として大切に受け継いで行きたいと思っています。

 

環境問題のひとつ『森林伐採』。伐採は人がこの地球上で暮らしていくには、現段階においては避けて通ることは出来ません。しかし、恩恵を預かる森や山へ人間として恩返しをし、何よりも自分たちの子々孫々に自然を残すために私たちは律して植林を行っています。

また、イベントとしての植林作業も行っています。植林や自然に興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
10.CO2の削減
ウッドマイルズにより、CO2の排出を最小限に抑え、地球環境と人の未来に貢献します。

 

ウッドマイルズとは、ウッド(wood)・マイルズ(miles)という字の如く、木材の輸送に関する新しい環境指標です。ウッドマイルズ関連指標では、目的に応じて 『1. ウッドマイレージ(m3・㎞)』 『2. ウッドマイレージL(m3・㎞) 』 『3. ウッドマイレージCO2(㎏-CO2)』 『4. 流通把握度(%) 』という4つの指標を定義しています。これにより、木材の運搬などによるCO2を初めとした環境への影響度を指数として示し、不要な環境破壊をさける指針となります。
ヤマナカ産業は人の「笑顔を大切にする企業」であり、当然環境への配慮はウッドマイルズを初め、様々な観点から取り組んでいます。
ウッドマイルズに関する詳しい情報はこちらから ウッドマイルズ研究会>>